美人OLの知美、社内ではすました高嶺の花として見られている。 男性社員の憧れの的だ。知美の日課は、朝のゴミ出し。毎朝、地下の階段下まで事務所のゴミを出している。 そこにいるのは、知美がいつも投げ捨てていくゴミを何も言わずに片付けている、清掃員のおじさん。 美人だが、嫌な性格の知美。知美が去った後、清掃員がつぶやく。「毎日毎日、がさつな女だ。 人を見下しやがって、だけど、いい女だなー。やりてーなー」 ある日、ゴミの中の狐のぬいぐるみが清掃員に話かける。 「お前に憑依能力を授けてやろう」呆然とする清掃員。 いつもの様に、知美にばかにされる清掃員の怒りが頂点に達した時、なんと、魂が知美に乗り移った。 高嶺の花を意のままに操ることが可能になった喜びで、羽目を外す清掃員。知らぬ間に、評判が落ちていく知美。 日頃の鬱憤を晴らす清掃員。知美の生活はめちゃくちゃになっていく。知美はいったいどこまで堕ちていってしまうのだろうか。