21××年・・・暗黒に澱む酸性雲に覆われた第二東京では、凶悪犯罪が横行していた。月魔(つくま)CITY警察署の若く美しい女性署長:月漏雫(つくもりみお)は、天才科学者といわれた亡き恋人の遺した特殊強化コスチュームに身を包み、マスクで素顔を隠し、法を逃れる悪を日々退治していた。彼女こそ、正義のヒロイン・ダルクその人なのである。ある日、小さなサーカスの一団が街にやって来る。その数日後、雫の元へ女性連続誘拐事件の元凶は彼らにある、という密告文書が。部下の対応にあきれた雫は、早速ダルクとなって深夜のサーカス施設テントに潜入する。しかし、それは巷で噂の正義のヒロインを陥れるために企てられた罠だったのである。凶悪ギャング集団や悪徳巨大企業、悪列組織にも敢然と勝利してきたダルクだったが、単なる通りすがりの悪党一味に一瞬の油断を許し、ついに正体を暴かれてしまう。そして、彼らはダルクの素性を盾に取り、ヒロインのプライドをズタズタにさせる行動を強要する。一体何のために!?やがて「深夜の特別公演」が開幕する。目覚めたダルクの目前には、息を荒げた大勢の男たちの影が闇に蠢いていた。拘束され動きも言葉も封じられたダルク。大衆の面前で素顔を暴露される無敵のヒロイン。さらに、彼女の淫らな真姿を露呈する宴が今、始まった。