「世の中には、自分ができるから他の奴もできると考えている上司ってもんがいやがる。そんなに自由自在にできてたら俺だってお前と同じかそれ以上の地位にいるっつーの。できないながらも自分なりに頑張って働いてるっつーの。それを頭ごなしに存在を否定されたら誰だってキレますよ。あーキレますよ。もうどうなろうが知ったこっちゃない。どうせクビになるってんなら、思う存分復讐してからこっちから辞めてやる!」「さぁどれだけ恥ずかしい思いをさせてやろうか…。今まで散々…他の奴らの前でも貶されてきた俺の恨みはそう簡単には消えねぇぞ…。そしてお前がどんな醜態を晒しているのか、お前自身の目にしっかりと焼き付けさせてやる!」男には、辱めてやろうとか自分に逆らえないようにしてやろうという考えよりも、どうやって恥ずかしい思いをさせてやろうかという考えでいっぱいのようだった。照明を持ち込み照らしつけたり、自らが撮影した映像を再生した状態で身動きの取れない女性の前に置いて去る辺りにその様が顕著に表れていた…。そしてその行為は、女性の精神を砕くには十分過ぎる効果を発揮していた…。